通所介護(デイサービス)のM&Aの特徴

通所介護(デイサービス)は、地域の競合状況や利用者の入れ替わりによって稼働率が変動しやすく、赤字化した事業所の売却相談が生まれやすいサービスです。同時に買い手にとっては、稼働率に改善余地のある事業所を取得して立て直す、という戦略が成立しやすい領域でもあります。

重要なのは、赤字の原因が「立地・定員・体制の構造的な問題」なのか、「運営改善で解消できる問題」なのかを切り分けることです。株式会社yfcは通所介護の運営支援を本業としており、稼働率・加算・人員体制の実態から、この切り分けを行います。

売りたい方・買いたい方、それぞれの論点

売却・承継をお考えの方

  • 稼働率が下がり、赤字が続いている
  • 近隣に競合が増え、将来の見通しが立たない
  • 看護職員や機能訓練指導員の確保が難しい
  • 建物・設備・送迎車両の老朽化と更新負担が重い
  • 赤字のままでも売却できるのか知りたい

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買収・参入をお考えの方

  • 稼働率の推移と、改善できる余地がどれだけあるか
  • 定員規模に対して人員配置・人件費率が適正か
  • 入浴介助・個別機能訓練・処遇改善などの加算算定の実態
  • 送迎体制(車両・運転手)と維持コスト
  • 建物の賃貸借条件・改修投資・原状回復の負担

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yfcが確認する、通所介護(デイサービス)特有のポイント

介護・障害福祉事業の運営支援を本業とする立場から、決算書の外側にある価値とリスクを確認します。

確認項目yfcが見るポイント
稼働率の実態月別・曜日別の利用状況、キャンセル率、季節変動、定員に対する余力
人員配置看護職員・機能訓練指導員・介護職員の配置と、定員規模との均衡
加算の算定状況入浴介助・個別機能訓練・口腔機能等の要件充足と、取り漏れの有無
処遇改善加算配分・実績報告と賃金改善の実態の整合
送迎体制車両の台数・リース条件・老朽化、運転体制と送迎ルートの効率
建物・設備賃貸借の承継可否、浴室等の設備状態、必要な改修投資の見込み
利用者構成と紹介経路要介護度の構成、ケアマネジャーへの紹介依存、地域の競合状況
収支構造売上に対する人件費率・家賃負担、損益分岐点となる稼働水準

法務・税務・会計・労務に関する最終的な判断には、弁護士・公認会計士・税理士・社会保険労務士等の専門家による確認が必要です。当社は介護・障害福祉事業の運営面からの確認を担当し、必要に応じて各専門家と連携します。

通所介護(デイサービス)のM&Aに関するよくある質問

赤字のデイサービスでも売却できますか?

赤字であることだけで売却できないとは限りません。定員・立地・人員体制に価値を見いだす買い手は存在します。赤字の原因を整理し、改善できる点は売却前に着手することで、条件の改善につながる場合があります。

稼働率の低い事業所の買収は避けるべきですか?

一概には言えません。稼働率が低い理由が運営面(送迎・プログラム・ケアマネ連携)にあるなら、買収後の改善で立て直せる可能性があります。逆に商圏や定員規模の構造的な問題であれば慎重な判断が必要です。その見極めを買収候補分析パッケージで支援します。

建物が賃貸でも売却できますか?

賃貸物件で運営する通所介護の承継は一般的です。ただし賃貸借契約の承継可否・賃料条件・原状回復の負担は交渉の重要な論点になるため、契約内容を早めに確認します(法的な判断は弁護士等と連携します)。

関連コラム: 赤字の介護事業所でも売却できるのか / 介護事業DDで確認すべき項目 / 介護事業のPMIで最初の100日に行うこと

関連ページ: 売りたい方へ / 買いたい方へ / 介護事業DD / 買収後PMI / 料金・手数料

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